新卒面接でよく聞かれること

AG-Boost事業部開発責任者の清水@shimizu_yooです。 SO Technologies(以下、SOT)ではエンジニアは中途がメインでしたが、数年前から新卒エンジニアの採用も積極的に行っています。
新卒採用面接やカジュアル面談を通して「SOTのエンジニアがどんな仕事をしてるのか知りたい」「どんなキャリアの人が多いのか」等採用サイトに乗ってないことを聞かれることが増えました。
今回はよく聞かれること、知っておいてほしいこと等採用サイトに書いてないこと中心に書こうと思います。

Q. エンジニアはリモートで仕事をしているのですか?リモートで仕事をすることがあまり想像つかないのですがどのようにコミュニケーションを取っているのですか?

エンジニアに限らず社員のほぼ全ての人がリモートを活用して仕事をしています。
ちゃんと数値を取ったことはないですが、オフィスに週1,2で出勤する人が1~2割、後は全てはフルリモートで仕事をしていると思います。
AG-Boost開発チームは火曜日を基本出社日として対面でのコミュニケーションを大事にしています。ランチに行くことや仕事終わりに飲みに行くことは火曜日によくやります。今の時代飲みニケーションは敬遠されがちですが本当に行きたい人だけが行くスタイルで断りやすい空気はあります。
他のチームでの普段のコミュニケーションはまず一日一回の朝会or夕会で今日のやること/進捗の確認、スプリントで開発をしている場合全体の残りタスクの確認をzoomやGoogle meets等のビデオチャットツールを使い行います。
Gatherという仮想オフィスツールを使って常時コミュニケーションを取っているチームもあります。
高知からSOTフルリモートワークをしてる人について - SO Technologies 開発者ブログ

という具合に案外リモートでもコミュニケーションは取りやすいのでなんとかなるものですがデメリットもあります。

本当にしょうもないことを聞きづらい というのはあり、「前にも同じようなこと聞いちゃったんだよな」とか「バグの原因がわからないけどレベルが低いところでコケてしまっているので恥ずかしいから聞きづらい...」というような葛藤はあります。物理的に隣の席に座っているとスッと何気ない感じで聞けることでもチャットだと手が止まるものです。これはエンジニアに限らず全ての業種/職種が直面している課題ではないでしょうか。

Q. どんなキャリアの人が多いか

やはりWeb業界経験者が最多で7~15年くらいこの業界でゲームや広告、BtoBツール等様々なアプリケーションを作っていた人は多いです。大学で理系出身者の割合はやはり多いですが、文系だからといって特段不利になるということはありません。

ただ、理系の学生は授業や研究で必然的に技術を学ぶ機会も多くなるのでそことどう差を埋めるかは重要だと思います。

Q. エンジニアは苦労することは多いですか?

苦労することのほうが多いし、常に勉強していかなきゃいけないので大変です。が、それはエンジニアに限った話じゃないしエンジニアは業務時間中に苦労したこと全てが自分のスキルアップに繋がるし普通に仕事してるだけでも他の職種に比べて自分の市場価値を高めやすいなと思います。

知っておいた方がいいこと

エンジニアでも会社のビジネスモデルを理解する努力をする

面接で割と多いのが、受けに来ている会社のビジネスをほとんど理解していないパターンです。エンジニアなので油断している人が多いですが、自分が就職しようと受けに来ている会社のビジネスを理解していないのはあまり良いことではないです。
なぜなら就職したらエンジニアとしての自分の市場価値を高めていかなければいけなくて、伸びていく会社に行くというのが実は自分の市場価値を高める一番の近道であったりするからです。
よって一旦その会社の「ビジョン」「展開しているサービス」「顧客ターゲット」「マネタイズポイント」をウェブサイトを隅々まで読んで一旦自分の中で腹落ちさせましょう。「ウェブの情報だけではどこでマネタイズしているのかわからん!」てなったらそこを質問で聞けば良いだけです。「ここまではわかったけど、なんでこれでお金が入ってくるんですか?」って聞けば好印象になるものです(的を得ていれば)

逆に何を聞かれると好感度高いか

若干ハックっぽくなりますが、個人的にはやはり面接官個人の仕事に対する考え方やどのようなキャリアを歩んできたのか等、その人自身のことを質問するのが良いと思います。その答えでその会社の仕事に情熱を持っているのか、楽しいのか、逆にヤバそうな会社かなど見えてくることは多いのと同時に「あなたのことに興味があります」っていうのは人に好かれる一つの技なので悪く作用することはないでしょう。自分のことを良く見せようとたくさん話すより、話させる方が好感度ははるかに上がると「人を動かす」という本にも書いてあるとおりです。 Amazon.co.jp: 人を動かす 文庫版 eBook : D・カーネギー, 山口 博: 本

以上

今回はSOTで学生の方を面接をしている際によく聞かれることを書いて、もし受ける前に見てくれる人がいたら少しでも参考になればと思い書きました。

ただ、最後に思ったのは「エンジニア志望学生のための面接ハック」というタイトルで書いたらもっと多くの人に役に立つんじゃないかと思ったので次はそれで書くかもしれません。